お知らせ

伝統工法を学ぶワークショップ 竹小舞作り。

4月29日、30日の2日間、竹小舞づくりのワークショップを実施しました。

今年は年初から竹小舞作りを細々と続けています。
ただ、竹の伐採時期は寒い季節に限定されるため、一気に伐って加工しなければなりません。

竹割器という道具を使って、4等分もしくは6等分に割っていきます。
割っただけだと節の部分が写真のようにトゲになって残ります。

節のトゲトゲした部分を削って、平らな形に加工します。
120本近くの真竹を割って削る作業は、ひたすら根気が要ります。
昔は村で普請があると、村落全体で助け合う作業だったようです。

節を削る作業には特別な技術は必要ありませんが、割った竹を更に細くするために割いていくには、微妙なコントロールが必要です。竹の長さが3メートルあるため、尚更真っ直ぐ割るのは難しい。

加工し終わった竹をまとめて、作業完了。
次回以降のワークショップで、柱の交換が出来たら、この竹小舞を編んで土壁の下地を作っていきます。